こんにちは。
本日、T 会館 様のお客様の声を更新しました。
AEDの必要性を感じてのご購入、誠に有難うございました。
今後、アフターサービスの強化を図っていきたいと思います。
■AEDの実情
AEDの設置台数は年々増加傾向にあります。
一般市民にAEDが使えるようになってから、販売価格も下がりつつあり、普及が促進されています。
総務省消防庁のまとめる2013年度経済白書によると、
2012年に、心肺機能した時点を一般市民に目撃された件数は、2万3797件、
このうち一般市民によって除細動(電気ショック)が行われた件数は881件です。
AEDの使用率を割合に換算すると約3.7%となります。
設置が始まった2005年の使用率は、0.2%であったことを考えると、
わずかながらにですが、伸びています。
伸び率の悩みとしては、「使い方が分からない」、「AEDに何らかの不備があった」,
「置場所にすぐに取りに行けなかった」、
の3点あると思います。
今日は「使い方が分からない」場合について考えたいと思います。
■AEDの使い方が分からない…
実際にAEDをご購入いただいたお客様の声からも「設置した際に、使用できるかどうか不安」という
お悩みが、ご購入前に悩んだ点として、数多く寄せられています。
AEDの使い方を簡潔に示すと、
1.本体の電源をOnにする
2.電極パッドを傷病者に取り付ける
3.除細動の有無をAEDが判断し、必要であれば、放電を行う の3段階です。
電源をOnにすると、音声ガイダンスが流れるので、その指示に従います。
電極パッドの装着や、電気ショックの有無等やるべきことを、
細かく、分かりやすく説明してくれます。
音声ガイダンスについて確認したいという場合には、訓練用AEDがあります。
実際のAEDと違い、放電は行いませんが、流れる音声ガイダンスは同じ仕様ですので、
手順についての確認もできます。
弊社でも、弊社取扱い機種の訓練用AEDを無料で貸し出ししております。
検討中のお客さまや、ご購入後に講習を行う等で、ご好評をいただいております。
■救命講習の受講について
AEDの使い方は、簡単にですが、述べましたが、
大切な事は、AEDの使い方を知るとともに、
胸骨圧迫や人口呼吸等の救命処置についての、一連の流れを知ることです。
各消防署では、定期的に救命講習を実施しております。
救命講習を受けることて、緊急時に、何をすればよいかをより詳細に知り、
不安を払拭することで、備える事が出来ると思います。
消防庁のデータによると、2012年の救命講習の受講者は約142万人であったのに対し、
2013年には約150万人に増え、受講者は増加しています。
救命に関する関心への高まりが見えるのは、とてもいい傾向だと感じます。
救命講習の内容につきましては、下記の東京消防庁のサイトでご確認できます。
http://www.tfd.metro.tokyo.jp/lfe/kyuu-adv/life01-1.htm
受講については、お近くの消防署へお問い合わせください。
■まとめ
AEDが一般市民が使えるようになってから、今年で10年目と節目の時期になります。
普及台数が増えてきますが、使用率が低迷しているのが問題です。
今回は、使い方が分からない場合について考えました。
とにかく緊急時には、電源をOnにし、冷静にAEDから流れる音声ガイダンスに従いましょう。
大切なことは、「命を救う」救命処置の一連の流れを理解するということです。
各消防機関で定期的に救命講習が開催されていますので、理解を深めるには一番だと思います。
次回は、「AEDに不備があった場合」について考えたいと思います。