こんにちは。
AEDの設置台数は増えてきているものの、
まだ十分な普及状況であるとは、言えません。
除細動が1分遅れることで、心停止者の社会復帰率が約9%減少すると言われています。
心停止を認識してから、除細動までの時間を短くなればなるほど
それに比例して救命率も高くなります。
厚生労働省は、こうしたAEDの効率的な設置、普及に向けて
「AEDの適正配置に関するガイドライン」を公表しています。
AEDを初めて設置、導入するという方へ、参考にされるのはいかがでしょうか?
■1.AEDの設置が求められる施設とは
ガイドラインのなかで、AEDの設置が求められる施設がまとめられています。
ガイドラインを解釈し、具体的かつ簡潔にまとめた表が以下のようになります。
A |
駅、空港 |
H |
デイサービス等 |
B |
旅客機、長距離列車、長距離旅客船 |
I |
学校 |
C |
スポーツジム |
J |
会社、工場、作業場 |
D |
デパート、スーパー |
K |
遊行施設 |
E |
多数集客施設 |
L |
ホテル、コンベンション |
F |
市役所、公民館、市民会館等 |
M |
遠隔地、過疎地、山岳地域 |
G |
交番、消防署等 |
|
効率的なAEDの設置に向けて、心停止のリスクが高い場所ほど、
スピーディに対応ができるよう配慮することが大切です。
上記の表を見ると、人口密度が高くなることが予想される場所や、
公共性の高い建物でAEDの設置を推奨されていることがよく分かります。
■2.AEDの設置で配慮すべき点
AEDを設置するにあたって、必要性は理解していても、
どのような場所に設置すればよいかと悩まれるかと思います。
設置場所の目安として以下の項目を目安とすることをおすすめします。
- 目立つ場所、分かりやすい場所
- 誰もがアクセスできる
- 心停止のリスクの高い場所
- 管理しやすい場所
企業であれば、入り口やエレベーターの前などに設置し、
周知として社内案内図への表記や、設置ステッカー等で周知したりすると
AEDの場所が分かりやすくなります。
また、設置にあたって、防犯上の目的で鍵を掛ける場合もあるかもしれませんが、
いつでも迅速に持ち運び、使える場所へAEDを設置することが理想です。
設置に際して、弊社取扱いの壁掛キャビネットのように、ドアを開けた際に、
ブザー音が響くように設計されているケースもあります。
使用された際に緊急事態であることの周知ともなりますが、
防犯面としてご利用いただく事も可能となります。
■3.AEDをご購入後の注意点
AEDをご購入していただいた後には、設置ご担当者様に日々の日常点検のお願いが
厚生労働省より公表されています。
日常点検については、
- 1.AEDのセルフテストの結果の確認
- 2.消耗品(バッテリー、電極パッド)の期限管理
の2点となります。
セルフテストの結果の確認については、機種ごとに異なりますが、
AEDの点滅するインジケーターの色の確認や、
結果が表示されているインジケーターの○印を確認したりする簡単なものとなります。
AEDの消耗品には、それぞれ有効期限があります。
それぞれ期限が来ましたら、買い替えの必要がございます。
この期限管理が、日常点検(消耗品の期限管理)となります。
消耗品の期限管理についてですが、弊社では、ご購入いただいた
お客様の消耗品の有効期限を控えておりますので、
有効期限が近づきましたら、ご連絡をさせていただいております。
■4.AED導入が初めてのお客様へ
AEDの導入が初めてとなると、不安が伴うと思います。
「どの機種がいいの?」、「使い方について不安です…」
「設置場所はどうすれば…」、「リース、レンタルと購入どちらがいいんだろうか…」
など様々なお声をいただきます。
AEDコムでは、消防署の上級救命講習を修了したスタッフが
お客様の設置環境や予算に合ったご提案をさせていただきますので、
ご質問や、ご不明点等ございましたら、
お気軽にご都合の良い方法で、お問い合わせいただけたらと思います。
■5.本日の更新 「J公民館 様」
本日、J 公民館 様のお客様の声を更新させていただきました。
この度は、弊社AEDをご購入いただきまして、誠にありがとうございました。
AEDコムのサービス向上として様々な具体案まで挙げていただきました。
参考とさせていただきたいと思います。
また、助成金をご利用してのAED購入ということでした。
AEDの助成金は地方自治体によって募集対象、金額等は、様々です。
AEDの補助金や助成金について、こちらの記事でまとめておりますので、
参考にしていただけたらと思います。
詳細につきましては、お近くの市役所や区役所等にお問い合わせください。